輕  気  球  上  昇  之  圖
         (宣伝ビラ)

             木版彩色摺
明治十二年十一月二日 御届 / 明治十二年十一月三日 出板
出版 : 那珂郡博多    伊藤寛一、山内藤三郎、瀬戸昌太郎

「来る五月二日(明治十三年五月二日)、福岡旧城内において、軽気球を上昇させるとのお知らせ」

この図は明治十一年五月と記された「大日本新工風」
の軽気球図を参考にして製作され、福岡地方で摺られ
たものと推測される。
その主な共通点は、全体の構図が同一であり、2つの
気球、水素発生器、作業者の様子、 背景の京都御所
に代わる福岡旧城、および見学者等である。

明治10年12月6日 西京招魂祭の時、仙洞御所にて
軽気球が飛揚した。気球は京都学務課の原田千代介
の指揮のもとで製造されたものである。
総体の金具を製造したのは、島津源蔵である。
       (東京日々新聞 1809号・1757号)

参考軽気球 大日本新工風 明治十一年五月 (京都)
          (実物はカラー)

輕気球上昇之圖 (福岡)

所蔵 No336